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紫外線などにより発生する活性酸素や過酸化脂質は、シミ、そばかす、シワなどの原因となります。これを予防するのが抗酸化性物質であり、ビタミンEやSODが代表的なものとして知られていますが、肌の表皮に含まれるケラチンに、脂質過酸化物の発生を抑えたり、分解を促進する抗酸化的な役割があることが認められています。つまり、ケラチンは肌を保護するのに加え、老化を防ぐ働きもあるため、エステなどにも利用できます。
リノール酸にプロティキュート(γ-ケラトース)0.004%(1mg/25ml)を添加したものと、リノール酸だけのものとを、40℃で5日間放置しました。その結果、リノール酸だけでは100%酸化しましたが、プロティキュートを加えた方は、およそ10〜20%の酸化度にとどまりました。これは、プロティキュートの抗酸化性能の高さを示しています。
試料 |
酸化度 |
thiocyanate法 |
TBA法 |
リノール酸(0.13ml/25ml) |
100% |
100% |
リノール酸+γ-ケトラース(1mg) |
21.7% |
13.2% |
※酸化度が低いほど抗酸化性能が高いことを示す |
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