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2020.12.25

プロテオグリカンの特徴・美容効果

「美肌スイッチ」とも呼べるプロテオグリカン

プロテオグリカンは、肌の細胞の増殖や、ヒアルロン酸、I型コラーゲンの産生を促し、なおかつそれ自体高い保水能力を持ち、肌荒れ、シワ、肌の弾力、メラニン生成抑制作用や色素沈着改善作用も確認され、若々しい肌を保ちます。ここでは、その美容効果をもたらすプロテオグリカンの主な機能とその仕組みについて、ご説明いたします。

EGF様作用によるエイジングケアへの効果

EGF(Epidermal Growth Factor)とは「上皮細胞増殖( 成長) 因子」と呼ばれ、細胞の成長と増殖の調整に重要な役割を担っています。
このEGFは、年齢とともに減少します。年代的には20代後半から急激に減少し始め、70代では20代の1/6にまで減少すると報告されています。こうしたEGFの減少は細胞の再生能を低下させ、ターンオーバーを遅らせて肌老化の原因となります。
真ん中緑色の線がコアタンパク質。その一番下にEGF様領域があります。
プロテオグリカンのコアタンパク質にはEGF様領域が存在してますが、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンにEGF様作用のあることが、弘前大学のヒト線維芽細胞を用いた研究により確認されました。
つまりプロテオグリカンは、細胞の成長や増殖を促す機能がある、ということになります。

 

プロテオグリカンのEGF様作用は、細胞の再生、ヒアルロン酸の産生を促し、エイジングケアへの効果が期待できます。

ヒアルロン酸産生促進作用

ヒト正常真皮線維芽細胞を用いた、 プロテオグリカンのヒアルロン酸産生促進作用の試験。プロテオグリカンの添加量に応じて、ヒアルロン酸量が有意に増加しています。
ヒアルロン酸は皮膚において多量の水分を含み、細胞やコラーゲン、エラスチン等の皮膚組織の骨組みのすき間を埋めて、表皮のみずみずしさ、真皮のしなやかさに重要な働きをしています。しかし、ヒアルロン酸の分解速度は極めて速く、老化により産生量が減ると急に存在量が減少し、皮膚のみずみずしさやしなやかさの低下へとつながります。

第57回日本食品化学工業会にて発表(2010)

I型コラーゲン産生促進作用

ヒト正常真皮線維芽細胞を用いた、プロテオグリカンのI型コラーゲン酸産生促進作用の試験。プロテオグリカンの添加量に応じて、I型コラーゲンが有意に増加しています。
コラーゲンはヒトの真皮の7割を占める主要な構造体で、皮膚の構造を維持するのに重要な役割を果たしています。真皮のコラーゲンのほとんどがI型コラーゲンで老化等によりコラーゲンの合成能力が低下すると皮膚のハリが低下し、シワやたるみにつながると考えられています。

第57回日本食品化学工業会にて発表(2010)

ヒアルロン酸と同等の保水効果

プロテオグリカンを精製水にて0.1%に調整したものと、ヒアルロン酸を同様に調製したものを使用した保水能力の試験を行った結果、ヒアルロン酸と同等の保水力がありました。
プロテオグリカンはコアタンパク質にグリコサミノグリカン糖鎖が共有結合した糖タンパク質ですが、そのグリサミノグリカン鎖群にはスポンジのように水を含む水分保持能があります。
このため、プロテオグリカンには、ヒアルロン酸に匹敵する水分保持能があります。また、ヒアルロン酸と比べてベトつかないため、サラッとした肌触りでありながら高い保湿力を実現しています。
これらの機能により、肌をみずみずしく、若々しく保つ、様々な作用が確認されています。

10th ASCS Conferenceにて発表

 

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