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2006.08.28

研究開発・学術発表

「第23回和漢薬学会大会 岐阜大会」にて研究発表。植物抽出液およびフラボノイドの鎮痒効果ほか

「第23回和漢薬学会大会 岐阜大会」にて研究発表

一丸ファルコス株式会社(本社/岐阜県本巣市 代表取締役/安藤芳彦)は、平成18年8月26日~27日の2日間、長良川国際会議場(岐阜市)にて開催された「第23回和漢薬学会大会 岐阜大会」において、下記2題の研究成果を発表いたしました。


(1) 植物抽出液およびフラボノイドの鎮痒効果
(2) サクラ葉エキスの抗炎症作用の検討

各研究テーマの発表要旨については、以下のとおりです。
(1) 「植物抽出液およびフラボノイドの鎮痒効果」
 アトピー体質を持つヒトの皮膚には保湿機能の低下、痒み、湿疹などがしばしば認められ、特に痒みの抑制は重要である。和漢薬、及びその成分の鎮痒効果について検討を行った。まず、PCA反応に及ぼす影響を検討したところ、カキ、ケイガイ、オウギ、ゴボウ、ミズヒキ抽出液などに抑制効果を認めた。またこれら植物などから quercetin、kaempferol 配糖体などが得られ、そのうち rutin、isoquercitrin2"-O-gallate がDNFB塗布によって誘発される掻破行動の抑制効果を示した。

(2) 「サクラ葉エキスの抗炎症作用の検討」
 サクラは日本を代表する花として世界中に知られている。その樹皮は桜皮として日本の民間薬に用いられているが、今回葉の皮膚外用への応用を目的とし、サクラの葉から得られたエキスの抗炎症作用について検討した。
 サクラ葉エキスには、ヒスタミン遊離抑制作用および接触皮膚炎、アラキドン酸浮腫、カラゲニン浮腫に対する抑制作用が認められ、抗炎症作用が期待される。また、ヒトの肌において、SDS処理によって生じる肌荒れを改善する作用が認められた。以上の結果から、サクラ葉エキスを皮膚外用剤に配合することにより、日常的な炎症の予防および抑制効果と共に、界面活性剤等による刺激を緩和する効果が期待される。

また、会場内にて、桜の葉から抽出されたエキス「サクラエキス B」、抗男性ホルモン作用及び育毛作用が期待されるエキス「ファルコレックス ジオウ」のパネル展示を行い、ご来場の方々にご案内しました。 

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