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2019.05.17

研究開発・学術発表

「第73回日本栄養・食糧学会大会(静岡)」にて発表

一丸ファルコス株式会社は、2019年5月17日(金)〜19日(日)に静岡県立大学などにて開催された「第73回日本栄養・食糧学会大会」において、下記の発表を行いました。


題名
「サケ鼻軟骨プロテオグリカン経口摂取によるパパイン投与気道炎症の緩和効果」

発表要旨
パパイン投与による気道炎症モデルマウスを用い、プロテオグリカン(PG)経口摂取による抗炎症効果を検討した。このモデルは、システインプロテアーゼであるパパインを鼻腔内に投与すると、Th2細胞の活性化により好酸球、マクロファージ及びIgE産生B細胞を活性化し、アレルギー症状を引き起こすことが知られている。
PG摂取群では非PG摂取群に比べ、肺組織内における血管周辺の細胞浸潤及び好酸球数の減少が確認された。また、BALF中におけるIL-13産生及び血清中におけるTSLP、IL-5、パパイン特異的なIgE抗体産生が減少した。従って、I型アレルギー誘導におけるTSLPが減少し、Th2細胞の活性化によるIL-5、IL-13産生及びB細胞からのIgE産生が減少し、肺組織内における好酸球の浸潤が抑制されたと考えられた。継続的なPG経口摂取が気道炎症におけるアレルギー症状を緩和することが示唆された。


お問合せ先
一丸ファルコス株式会社 開発部
岐阜県本巣市浅木318番地1
TEL:058-320-1030
FAX:058-320-1041
担当:伊藤

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