「COSMETIC STAGE」6月号の特集1「透明感のある肌に導く化粧品開発」に当社社員が執筆した以下の投稿文が掲載されました。

タイトル：肌透明感の改善を促す天然素材　ジュニパーベリーエキスによる細胞内リポフスチンの蓄積抑制と肌透明感の改善

要旨（はじめに）：近年における世界の美容の潮流は、生まれ持った肌の色に依存する「美白」から、ボーダーレスな「美肌」へとシフトしている。「美白」の英語表記は文字通り「Whitening」であり、メラノサイトが生成する黒い色素であるメラニンの量によって色として規定され、後天的な要因にも左右されるが、遺伝的な要因が強い。 一方、日本では「透明感」といった言葉で表されることが多い「美肌」は、メラニンではない、様々な後天的な要因によって左右される。英語表記では「Brightening」や「Glass skin」などである。肌透明感が減少する要因の一つは、加齢に伴って細胞内に蓄積される老廃物であるリポフスチン （変性タンパク質と過酸化脂質の凝集体）である。リポフスチンは、光の透過を妨げることで肌の透明感を減少させるだけでなく、メラニンとは異なるメカニズムのシミの原因ともなる。本稿では、細胞内の老廃物であるリポフスチンの蓄積を抑制する効果、そして肌透明感を改善する効果を有する天然素材としてジュニパーベリーエキスを見出したことを紹介する。

詳しくは、「COSMETIC STAGE」 2025年6月号 をご覧ください。