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2022.11.02

薬用植物の国内栽培(北海道・当別町)

一丸ファルコスは、国内外から天然由来の原材料を仕入れエキスを抽出しています。天然由来植物の安定調達は、天候不良・輸送コスト・人材確保・品質確保などの問題があり、日々難しい状況にあります。その為、従来海外で栽培されていた薬用植物を契約農家さまの協力のもと国内で栽培する取組みをはじめました。

2022年10月、国産シコン(ムラサキの根)から抽出した「シコニックスリキッドMD(J)」が販売開始となりました。従来は、海外からシコンを輸入していましたが品質の確保、安定調達などの理由により国産シコンを使用したエキスを生産することになりました。

薬用植物を国内で栽培するのは非常に難しく、以下のような課題があげられます。

・生薬として利用する種や苗の入手が限られている
・正しい種や苗の見極めができない
 (使用する種が近縁種との交配や変異を起こしていないかの確認)
・栽培が殆どされていない為、栽培方法が手探りである
・一般的な農作物のような市場が無く、販売できる先が限定している
・医薬品原料になる場合は、国が定める薬価としての金額が決まっている

一丸ファルコスでは、国産原料の持続可能な確保を目指し、ムラサキ(シコン)の生産について、2017年より北海道石狩地方当別町で活動する「当別薬用植物栽培研究会」と共同で量産化の取組みを行ってきました。「当別薬用植物栽培研究会」は、地元の北海道医療大学や北石狩農業協同組合の協力を受けながら、当別町の基幹産業である農業をブランド化、6次産業化を推進するため、当別で活動する若い農家の集まりです。

一丸ファルコスでは、弊社製品の安定供給ならびに品質確保を行い、より安心できる製品作りに取組んでいきたいと考えています。
薬用植物の国内栽培は、国内農業の雇用創出、輸送コストの削減、品質の安定化、為替に影響されない価格の維持など多くのメリットがあります。
また、弊社社員が栽培地へ訪問し、植物の特徴や形状、開花時期などを共有し植物そのものに対する知識を高めることにも役立てられます。

SDGsとの関わり

国内における薬用植物の栽培は、SDGsにおいて「作る責任・使う責任」、「陸の豊かさも守ろう」、「働きがいも経済成長も」などの取組に寄与するものと考えます。

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