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2023.06.21

研究開発・学術発表

「第48回 日本香粧品学会」にて研究発表を行いました
 〜カワラヨモギ花エキスの肌たるみ改善効果

2023年6月23日(金)〜24日(土)に東京・有楽町朝日ホールでハイブリッド開催される「第48回 日本香粧品学会」にて、弊社研究員がヒアルロン酸の新分解経路HYBID(HYaluronan-Binding protein Involved in hyaluronan Depolymerization)と「カワラヨモギ花エキス」の肌たるみ改善効果に関する研究発表を行いました。

第48回 日本香粧品学会


【発表タイトル】
HA分解関連タンパク質 HYBIDの発現を抑制するカワラヨモギ花エキスの肌たるみ改善効果


【発表要旨】
肌たるみは加齢に伴い多くの人に生じ、顔においてはその印象を左右する。肌たるみの原因の一つは、真皮層の細胞外マトリックス(ECM)が減少・変性し、皮膚構造の維持が難しくなることにある。我々はECMの中でもヒアルロン酸(HA)の分子量と皮膚構造維持の関係に着目している。HAは保水力が極めて高く、真皮層ではコラーゲン等の線維間の空間を埋めることで皮膚構造の維持に寄与する。近年、真皮層における主要なHA分解関連タンパク質としてHYBID (Hyaluronan Binding Protein Involved in Hyaluronan Depolymerization)が注目されている。HYBIDは加齢やヒスタミン等の外部刺激によって発現が亢進する。肌におけるHYBIDの機能を抑制することができれば、真皮層の高分子HAが分解から保護され、皮膚構造が維持されることで肌たるみの改善が期待できる。
カワラヨモギ花エキスは、ヒスタミン添加により誘導されるHYBIDのmRNA発現量だけでなく、加齢により誘導されるHYBIDのmRNA発現量も有意に抑制した。そして、カワラヨモギ花エキスは正常ヒト真皮線維芽細胞における高分子HAの分解を有意に抑制した。ヒト臨床試験では、カワラヨモギ花エキス含有化粧水の塗布によって、肌のたるみとシワが有意に改善することが明らかとなった。


【発表詳細】
第48回 日本香粧品学会(東京)

○ 開催日:6月23日(金)〜24日(土)
○ 開催方式:ハイブリッド開催(会場+Live配信)
○ 会場:有楽町朝日ホール
○ 発表内容:HA分解関連タンパク質 HYBIDの発現を抑制するカワラヨモギ花エキスの肌たるみ改善効果
 ◎金井 杏子*, ビスワス カザールボロン*, 河合 有香*, 平澤 明日香*, 若松 香苗*, 桝谷 晃明*, 坂元 孝太郎*, 井上 紳太郎(*一丸ファルコス株式会社)



【関連リンク】 日本香粧品学会

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